飼料に使われる半分は外国産のとうもろこしです。とうもろ
こしは港に到着した後、コンベアーにて工場に搬入されます。
その他に飼料に使われる原料は、マイロ(こうりゃん)、玄
米、精白米、大豆から油を搾った後の油かす、魚粉などがあ
ります。粒が大きい原料は、砕いてから使用します。
搬入したいろいろな特徴のある原料を、家畜の成長段階に合
わせた成分になるように、バランスよく組み合わせます。原
料を計量して大きなミキサーに投入し、よく混ぜ合わせて均
一になるようにします。混ぜ合わさったものはマッシュとよ
ばれ、製品として出荷されるものもあれば、更に加工される
ものもあります。
家畜がより消化しやすくなることや、農場で家畜に給与しやす
くなることを目的として、マッシュをペレットとよばれる加圧
成型された円筒状のものに加工したり、ペレットを粗く砕いて
より消化しやすくしたクランブルとよばれるものに加工したり
します。クランブルと粒状のマッシュ原料を組み合わせた製品
などもあります。
工場はオーダーに合わせた銘柄と数量を製造しておき、製品
を運ぶトラックの到着に合わせて、すぐ製品を積み込めるよ
うに準備します。トラックの運転手は積み込んだ製品がオー
ダー通りか確認し、相互チェックの後に出荷されます。出来
上がった製品は、主に北東北3県の農場に向けて出荷されま
す。