飼料ができるまで

家畜が食べる大切な飼料。私たちの食の安全にも繋がる大切なお仕事を紹介します。

飼料に使われる半分は外国産のとうもろこしです。とうもろ

こしは港に到着した後、コンベアーにて工場に搬入されます。

その他に飼料に使われる原料は、マイロ(こうりゃん)、玄

米、精白米、大豆から油を搾った後の油かす、魚粉などがあ

ります。粒が大きい原料は、砕いてから使用します。

step1

搬入したいろいろな特徴のある原料を、家畜の成長段階に合

わせた成分になるように、バランスよく組み合わせます。原

料を計量して大きなミキサーに投入し、よく混ぜ合わせて均

一になるようにします。混ぜ合わさったものはマッシュとよ

ばれ、製品として出荷されるものもあれば、更に加工される

ものもあります。

step2

家畜がより消化しやすくなることや、農場で家畜に給与しやす

くなることを目的として、マッシュをペレットとよばれる加圧

成型された円筒状のものに加工したり、ペレットを粗く砕いて

より消化しやすくしたクランブルとよばれるものに加工したり

します。クランブルと粒状のマッシュ原料を組み合わせた製品

などもあります。

step3

工場はオーダーに合わせた銘柄と数量を製造しておき、製品

を運ぶトラックの到着に合わせて、すぐ製品を積み込めるよ

うに準備します。トラックの運転手は積み込んだ製品がオー

ダー通りか確認し、相互チェックの後に出荷されます。出来

上がった製品は、主に北東北3県の農場に向けて出荷されま

す。

step4